中標津町 【開陽台】かいようだい

開陽台の概要

開陽台は日本一の酪農地帯といわれる根釧原野より、知床連山武佐岳の裾野につながる、標高271メートルの小高い丘陵です。
この一帯は農地・牧場として開拓された永い歴史を持ち、テレビ中継局が建設、開局された昭和37年に「開陽台」として命名されるや、当時のミツバチ族(ライダー)の口コミなどで雄大な眺望がいっきに広まりました。
現在では観光ルートの人気スポットとなり、知床観光の玄関口としても知られております。
この開陽台は北根室の中心、中標津の市街より約15キロメートルに位置し展望台からは「地球が丸く見える、330度の眺望」として、豊かに広がる牧場・北海道遺産に登録された格子状防風林、そして遥かに北方領土<国後島>までも一望できます。
また、忘れてならないのは・・聖地・・として北海道を旅するライダーたちに呼ばれていることでしょう。
ライダーたちはここを拠点に知床の自然を満喫しているのです。
もう一つぜひ体感していただきたいのは夜の展望台。
頭上に輝く満天の星の輝き、その大パノラマに宇宙の神秘と壮大さを発見されるのでは。
開陽台は星の降る里でもあり、訪れる人のこころを魅了しています。

開陽台フォトギャラリー

武佐台と開陽台が候補だった
1982年に発表された佐々木譲のツーリング小説「振り返れば地平線」がきっかけで徐々に有名になる

開陽台の沿革

1961年 NHKが北海道15番目のテレビ中継局を設置
1964年 展望台の建設・駐車場・給水施設の設置
1981年 道路・駐車場の舗装
1984年 歩行会談の設置・給水施設の新設
1985年 駐車場の拡張・「心の碑」の移転・公衆トイレの新設・街路照明設備
1986年 展望台広域広場・電話ボックス設置
1989年 道路整備により一方通行化
1991年 駐車場拡張・公衆トイレの水洗化
1994年 新展望台の設立

主な施設

駐車場内:乗用車62台、バス6台収容、水洗トイレ、公衆電話、自動販売機
展望館
1F:喫茶店『caffe kaiyodai』・売店・トイレ・パノラマ館(格子状防風林の四季の変化などを上映)
2F:展望回廊(有料の望遠鏡)
屋上:パフォーマンスサークル・望遠鏡
望遠台奥:キャンプサイト(無料)
展望台の階段途中:幸せの鐘・牛像

交通アクセス

所在地〒086-1273
標津郡中標津町開陽2256-16
根室中標津空港から車で約15分、中標津市街地から車で約20分。

中標津空港又は中標津市街からの交通手段
◆レンタカー
・マツダレンタカー中標津店 0153-72-5656
・ニッポンレンタカー中標津空港前営業所 0153-72-0919
・日産レンタカー中標津空港前営業所 0153-73-5703
・トヨタレンタリース釧路中標津空港店 0153-78-8100
・道東レンタカー 0153-73-3443
・日東RVサービス 0153-72-8825
・北武レンタリース 0153-72-8333
 
◆中標津のハイヤー会社のご案内
・日東交通株式会社 0153-72-3231
・株式会社北都ハイヤー 0153-72-1222


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開陽台牧場ふれあい広場

中標津町町営の牧場で開陽台の西側に位置する広大な牧草地です。
広さは1,128ヘクタールでおよそ東京ドーム100個分を有する草地で、約1,000頭の牛を放牧しています。
広場内には、展望台からも繋がっている2,600mの遊歩道があり、小川も流れているので、ゆったりと自然を満喫する散歩ができます。
車イスでも利用可能な休憩施設とトイレが完備されています。

また、夏の短期間ですが、中標津商工会青年部によるシーニックカフェ開陽台牧場【地場産品が味わえる】なども開催されます。

ミルクロード

北19号の開陽台に向う一直線の長い道路「通称・ミルクロード」。
主に酪農のミルクを搬出する道路だったのが名前の所以です。
ゆるやかなアップダウンの多い真っ直ぐな道は北海道ならではの壮大な景色で、道路脇にはバイクが駐車するスペース「ミルクロード展望台」もあり、撮影スポットにもなってます。