日記
2007年 1月 20日 (土) 09:34


耐えられる子犬を育てよう
by ubu


 犬同士に平和をもたらす挨拶行動。そこでもっとも重要なのは、他の犬の匂いを嗅ぐことではなく、見知らぬ犬に嗅がれることを耐えることである。
 この写真の柴犬は生後2ヶ月、北海道の友人の所で生まれ育ったメスである。
 大小さまざまな犬が60匹ほど集団で暮らしている石川百友坊に連れて来られ、この子は大地に置かれた。
 一気に成犬たちが取り囲み、鼻先を嗅ぎ、陰部を嗅いだ。
 メスっ子は悲鳴を上げなかった。尾を下げなかった。逃げ出さなかった。
 これで名刺交換は終わった。

 数分後、メスっ子は堂々と百友坊の中を駈け、若い犬たちが、新しい仲間を追いかけた。そこには笑顔の遊びがあり、メスっ子の鳴き声は一度も聞こえなかった。
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 <写真説明>
 『ワタシ、北海道生まれ、ヨロチクね!』
 



T R A C K B A C K

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