2007年 1月 2日 (火) 22:13
<ダーチャ>
両親ともにフランス生まれのサモエドである。母親は生後7ヶ月で我が家に到着、女房がダーチャと名前を付けた。ロシア語で「別荘」の意である。しばらく日本語、そして日本での暮らしぶりを学び(大袈裟かな、石川家のリズムに慣れる日々、としておこう)、数ヶ月後、開国を控えた那須の動物王国に行った。
そこでダーチャはレオンと結婚をした。仲人は私である。北海道から出向き、那須王国の若いメンバーたちに、交尾の時の心得を伝えた。もちろん『犬の』である。人間のことは詳しくない(子はふたり居るが、、、、)。
その時に生まれたメスが1匹、縁あって我が家に戻ってきた。女房は再び同じ名前を付けた。
「ダーチャ」
ダーチャは初代も2代目も、とにかく明るい。そして人間大好きである。
その遺伝子は母娘2匹のダーチャからそれぞれの子供たちに継がれている。
今、私は2代目ダーチャの5回目の出産を待っている。
「ダーチャの子をいつまでも、いつまでも待ちます」
そう断言されて子犬を予約されている方がたくさんいらっしゃる。すでに4度、出産育児をしているが、前回、前々回の発情時は空振りだった。オビとの交尾は確認していたが子犬は生まれなかった。
「今度だめだったら、お前を2週間ごとに子犬を待っている人の家にレンタル犬で派遣するぞ!」
そう私はダーチャを脅している。
しかし、あいつはそれぞれの家で可愛がられると、毎日が「盆に正月」、私の所に帰らないかも知れない。
やはり、子犬をたくさん産んでくれるのが一番、
「お〜い、ダーチャ、頼んだぞ!」
私は毎日、ダーチャの腹を触り、確かめている。
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