2002年12月

太陽高度の低いこの季節は朝夕が素晴らしい。
今月はそんな風景を並べてみた。

先ず野付半島である。
結氷した湾に朝日が同化し、上下にサンピラー(光りの帯)が出現する。
北海道遺産に指定された『格子状防風林』越しの日の出は、開陽台からの眺めだ。
地平線周辺と上空の温度差だろうか、太陽は歪んで顔を出した。
夕焼けも素晴らしい。
街中からのさりげない風景でも、ミズナラの古木を透かし赤から青へのグラデーションが広がる。
黄金色の雲を背景に、阿寒の山々がシルエットを際立たせる事もある。
左から、『阿寒富士』『雌阿寒岳』そして『雄阿寒岳』である。

すべてが輝き、そして染まる時間がとても短いのも、実はこの季節である。
〈津田 典秀〉






ムツゴロウ動物王国「いしかわさんの命がいっぱい」

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