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何気ない日々の暮らし......積み重なって大きな変化が!

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2005年06月22日(水) 天気:雨時々曇り 最高:26℃ 最低:17℃


 夜、蛍を観察に行った。と言っても百友坊のゲートを開けて眺めるだけ。そこには山から流れて来る清流があり、昨年も蛍を見つけていた。
 ゲート前に馬の丘に続く階段へと渡る橋がある。その中央で眺めると、ざっと数えただけで20匹ほどの灯りが点滅していた。
 女房とともにまず上流に向かう。
 桜並木を過ぎ、梅の木の周辺で蛍の姿は消えた。そこから戻り、さらに下流、王国を出て駐車場の周辺まで川を見つめながら進む。
 距離にして300メートル、その間に50を超える灯りを確認した。天候が悪くてこの数、雨がやめば100以上の確認はできるだろう。乱舞とは言わないがしっとりとした蛍の動きは、なぜかほっとする。
 百友坊の溝に迷い込んだ蛍もいた。ネコのシロップが鳴きながら追っていた。



2005年06月18日(土) 天気:曇り 最高:24℃ 最低:14℃


 大分からウエルッシュコーギーの子犬がやって来た。生後2ヶ月半、元気なメスである。向かって左の茶毛が少なく。目の上が白い。バランスの壊れた姿は愛嬌を運んで来る。見た誰もが「カワイイ〜!」と思わず漏らしていた。

 まだ名前は考えていない。実家のサトウさんの所ではポンと呼ばれていた。
 この子は王国の初代コーギーであるリュユノスケと血が繋がっている。それを考えての仲間入りである。
 マスチフとリュウノスケとの間に生まれたハイブリッド犬のリュウタロウが元気なうちに、何とか関係犬を並べて可愛がりたかった。ようやくそれが実現した。
 ウナギ犬と言われているリュウタロウと新人犬が、水の中を進む姿を発見したいものだ。
 短足の犬が泥だらけになっているのを見て、私たちはタンソクする予定である。



2005年06月11日(土) 天気:曇り 最高:23℃ 最低:17℃


 ジャブジャブ池でタブっ子たちと遊んだ。
 モモジロウ、ポドリー、ユニ。生後5ヶ月半、やんちゃ盛りも後半の時期である。
 ボールを水面に投げると、3匹は後ろ足を蹴って飛び込み、競い合ってくわえに(回収に)行く。もっとも速いのはメスのユニで、よく見ると、後ろ足をそろえて水中で蹴り、推進力を得ていた。

 動きを見ていて、これなら水難救助犬もどきの行動もできるのではと、先ず、布製のリードを投げてみた。

 「モモジ、ユニ、ポドリー、ほラッ、持って来て、回収して、、、」

 モモジが見事にくわえて来た。
 何度かそれを繰り返し、次に大きなタライにリードを結び付け、それをプールに投げ入れた。
 ポドリーがくわえ、水の抵抗で苦労をしていると、そこにモモジが加わり、2匹でリードを引いて泳いで来た。無事にタライは岸に到着した。
 うん、うん、、、、。
 笑顔の私は、彼らに曳かれてボート遊びをする姿を浮かべている。その時期は近いかも知れない。



2005年06月05日(日) 天気:曇り時々小雨 最高:16℃ 最低:8℃


 北海道、名寄市。
 実家に来ている。父の1周忌である。

 居間のいつもの場所に父の姿がないことに、まだ慣れない。湯のみを横に置き、穏やかな表情でとつとつと話をする父が浮かんでくる。

 外に出てみた。
 私がいた頃の建物は、ずいぶん少なくなった。牛舎、サイロ、馬小屋。鳥小屋、味噌小屋などが消え、残っているのは納屋だけになった。
 車庫を兼ねた倉庫に入ってみた。
 こんなに細かに整理をする人だったろうか、大工道具、様々な工具、農機具等が整然と並んでいた。
 どの道具も使い込まれている。棚に掛かっていた唐箕などは、私の子供の頃から活躍していた物だ。ノミもすり減り、最後の鋼が黒く光っていた。

 ひとつひとつを手に取り、握り具合を確かめた。
 父の節くれ立ったゴツイ手が、何度握りしめただろうか、、、。
 そんな事を頭に浮かべていた。
 
 母が言った。

 「今年、納屋も整理しちゃうよ、、、」

 時は、確実に流れている。