中標津こどもクリニックブログ

インフルエンザ接種料金ついてのおしらせ

接種料金の改定について

ここ数年間、前回の消費税の上昇や、3価ワクチンから4価ワクチンに変更された際の仕入れ価の上昇の際にも接種料金の値上げを見送ってまいりましたが、今回の消費税の再上昇にあわせて接種料金を見直すこととなりました。
金額については多少の違いはあるものの、町立中標津病院さんが今シーズン設定している料金と大きく離れてはおらず妥当なものであると思っております。
基本的には、昨シーズンの料金から一律500円増しとなっております。

以下に新しい料金を旧料金と併記してお知らせします。
赤字が変更部分です)


           旧料金      新料金
6ヶ月〜3才未満   2500円  →  3000
3才〜16才未満   3000円  →  3500
16才以上      3500円  →  4000
16才以上(2回目)  3000円  →  3000円(据え置き)
                いずれも1接種あたり

*注
標津町の乳幼児小児、別海町の乳幼児小児高齢者、に対する助成を受けていらっしゃる方は、各自治体が定めた昨年度までと同じ自己負担額で接種できます。

中標津町、羅臼町の65才以上の高齢者の方は今期はそれぞれ200円の自己負担増となります。
(標津町:13才未満1回目1000円、2回目無料、13才以上1回のみ1000円)
(別海町:小学生以下1回目2回目ともに500円、中学生1回目のみ1000円)
(中標津町:65歳以上の高齢者は1回目のみ1600円)
(別海町:65歳以上の高齢者は1回目のみ1000円)
(羅臼町:65歳以上の高齢者は1回目のみ1700円)


いわさききょうこLIVE

いわさききょうこツアー
          with常富喜雄
いつか逢う日に

今年も来ます。いわさききょうこさんのLIVEです。
ぢいやの常富喜雄さんも生きてます。
年に一度限りの「きれいなお姉さん」のLIVEです。
今年もまた、素敵な歌声を聞かせて下さいます。

8月25日 日曜日
開場 17:00
開演 17:30

ワンドリンクつき 2500円


注!!日曜日なので、いつもより2時間早い設定です。

LIVE終了後同じ会場でお2人を囲んでみんなで飲み会です。
翌日のお仕事に差し支えない程度にご参加ください。


告井延隆LIVEのお知らせ

今年も、またやってきます。

8月6日(火) 「告井延隆」
飽きたと思ってもまだ飽きない、「アコギ1本でビートルズ」の妙技!

19:00開場 19:30開演

チャージ2500円 別途ワンドリンクお願いします。



ライヴが終わったらミュージシャンを囲んで宴会します。
心の準備をしてお越しください。
お問い合わせは、中標津こどもクリニック0153-78-8311
院長 栗山まで・・・


蒸発する自転車

先日「子どもの心研修会」という研修会に参加するために大阪に行ってきました。
研修は土日の二日間開催だったのですが、一日目が終わった後に会場の梅北(梅田の北側)から程近いホテルにチェックインをして、阪急電車の十三(じゅうそう)駅近くのねぎ焼き(お好み焼きのキャベツが、長ネギに変わったような食べもの)の発祥の地とされる「ねぎ焼きやまもと」まで散歩がてらに食べに行きました。
淀川にかかる昭和のはじめに架けられた国道176号線の「十三大橋」を渡っていたときのことです。
昨今、普通に歩道にいても車にはねられてしまう事故の報道が相次いでいたので、「北海道から大阪に来て車にはねられてはたまらん」と思って、自動車と対面して敵の動きを察知することができる右側の歩道を歩きました(小学校の時に教わった通りです)。
すぐとなりに「新十三大橋」が架かっているからか、全部で4車線ある十三大橋は大阪中心部の梅田方面に向かう車線が3車線、十三に向かう車線が1車線となっています。
したがって、右側通行をしている私は3車線分のヘッドライトと向かい合いながら決して広くはない歩道を歩いているのですが、のんびり歩いていると突然何かが体のすぐ脇を走り抜けました
なんの前触れも無かったのでぎょっとして振り返ると、自転車が走り去って行きました。
もう一度前を見ると、今度はこちらに向かって走ってくる自転車のライトが見えました。
その自転車をやり過ごすと、今度は前方から話し声が近づいてきましたが、声の主は見えません。
身構えていると、二人乗りの自転車が目の前に出現し、次の瞬間にはすれ違っていました。
自動車学校で、「対向車のヘッドライトで横断歩道を渡る歩行者が蒸発する」という現象を教わっていましたが、全く同じことがこちらに向かって走ってくる自転車に起きているということにその時気づきました。
改めて振り返ると、去ってゆく自転車の姿は背後から照らされるヘッドライトでよく見えます。
歩道も明るく見えて、自転車で走るにはライト無しでも全く問題なく走れそうです。
しかしながら、自転車が蒸発しているという事態に、自転車に乗っていらっしゃる方ご自身が全く気づいていないのだとしたら、それは恐ろしいことです。
私自身が経験したように、歩行者の側からすれば姿の見えない高速移動物体が目の前に突然現れるわけです。
大量の自動車の走行音で自転車の走行音はかき消されていますので、接近を知らずに「ちょっと欄干の方に寄るかな」などと左右方向の移動をすれば、自転車との衝突は不可避です。
歩きなれた歩行者はこのメカニズムを百も承知なのかもしれませんが、ライトを点けずに走行していらっしゃる方は、ご自身もまた大きな危険にさらされているわけですから「こちらからは、歩行者が見えるから」ということで、この現象をご存じないのだと思います。
私達のような田舎町では考える必要も無いことなのでしょうけれど、都会ではもっともっと周知啓発していただきたいものです。


LIVEのお知らせ

DSC05511.JPG
今シーズン第一号のLIVEのお知らせです。


内山修 & 石山恵三 (元猫)
LIVE TOUR in 北海道

です。

猫のメンバーとして15年ほど前から欠かすことなく皆勤賞で毎年中標津でLIVEを行なっていた毎度おおなじみの内山修さんと、
同じく元猫のメンバーの石山恵三さんのお二人です。

お二人には昨年は4月にもライブを行なっていただきましたが、
ツアーの移動中に雪に遭遇したため、恐れをなして今年は5月に登場です。


5月9日 木曜日
開場 19:00
開演 19:30


前売り 3000円
当日券 3500円

いずれもワンドリンクつき
前もってお電話等でご連絡いただければ「前売り扱い」といたします。

LIVE終了後同じ会場でお2人を囲んで、みんなで飲み会です。
石山さんと一緒に飲むとメチャメチャ楽しいです。
みんなで楽しく飲みましょう!
飲んだ分だけ、飲み物代をご負担ください。


「猫」
1971年に結成され、吉田拓郎のバックを務め、
「拓郎の弟分」的なポジションで拓郎が作詞作曲した1972年発売の「雪」「地下鉄に乗って」でブレイク、その後はオリジナルの「昼下がりの町」「各駅停車」などがヒット。


インフルエンザ

ここに来て、インフルエンザの患者さんを見かけました。
職場単位の小さな流行もあるようです。
「なんかへん」と心配になった方はご相談ください。

また、時を同じくして
「職場でワクチン接種を指示された」
という方もいらっしゃいました。
何かあったときのために、
ワクチンのストックがあります。
現時点でも接種可能です。
職場などで指示を受けた方、ご心配な方はご相談ください


靖国神社

先日、高校時代のクラス会があり数年ぶりに同級生達と顔を合わせました。
そんな中であるクラスメイトが靖国神社に足しげく通い、境内に眠る御霊に花を手向けていることを知りました。
現在たまたま靖国神社の近くにお住まいで、お父上が少年兵として太平洋戦争に従軍し心ある人たちの計らいで南方から生きて帰還されたという経緯もあり、生還した者散っていった者のそれぞれの生き様に触れる機会があったという事が背景にあるようですが、根本的なところでは「感じる力と思索する力に長けている人だから」ということなのだと思います。
一方でその同級生である私は、学生時代に中曽根首相の「公式参拝騒動」があり、善悪以前の問題として「軽い気持ちで行っては行けない場所」という認識が生じてしまってついつい行きそびれておりました。
特攻隊の出撃地である知覧は以前に訪れたことがあり、国の明日を思って亡くなっていった若い命に感謝と哀悼の思いを自分なりに伝えてきたことがありましたが、靖国神社はその存在そのもの、そこを参拝すること、などに多くの意見があり、否定的な意見があることも承知していたので「ちゃんと学んで、自分の考えを持ってから」などといっているうちにみるみる無駄に年月が過ぎて行きました。
そんな中、同級生の純粋な気持ちに共感してス〜ッと行ってしまったのですが、結果として彼女にはおおいに感謝しています。日本人として、という以前に戦争をしてしまう人間という種族の一員として、政治的な善悪や、わかるわからない、はその辺に置いといて一度は訪れるべき場所であると思います。
実際に行ってみると、決して広くはない境内ですが、戦地で死を覚悟した兵士達が「靖国で会おう」と言い残して散って行ったという、まさにその場所にいると思うと否が応でも真摯な気持ちで立ち居振舞う自分に気づかされます。
使命というものに殉じ、残る家族への思いを綴った手紙などを見ると、人として崇高な境地までたどり着いたまさに「神」のような気高さを感じます。
それと同時に、そんな尊い魂の持ち主の命が紙くずのように一瞬の内に散らされてしまう戦争の理不尽さに、あらためて耐え難い腹立たしさを感じます。
核家族に育ち、戦地での経験を持つ方から直接話を聞く機会が無かった私にとって、自分が知る限りの「兵隊帰りの気骨ある大人」の代表選手はルバング島から生還された小野田寛郎さんなのですが、その小野田さんは政府から受け取った見舞金を靖国神社に寄付したことで「軍国主義者」などの批判に晒されて日本を去りました。

国は私たちが死んだら靖国神社に祀ると約束しておいて、戦争に負けてしまったら、靖国など知らないというのは余りにも身勝手です

という主張は、視点を兵士達の側に置けば、きわめてまっとうな意見であると思います。
戦争は、「勝った側と、負けた側」「行った側と、行かせた側」「見た側と、見てない側」などなど、どの立場で語るかによって大きく異なります。一言で語ることなど不可能で、いろいろな立場で、いろいろな思いを語ってしかるべきだと思いますが、ただただ違う立場の人の気持ちにも思いをめぐらせることのできる社会であって欲しいと思います。
そしてここ何十年も、天皇陛下ご自身が靖国神社を訪れていないという現実は、靖国に眠る御霊の立場からすればとても悲しいことです。
戊辰戦争から太平洋戦争に至るまでの全ての御霊が安らかに眠れる日が一日も早く来て欲しいものと願います。


ピース!

日頃から「こども」という生物と付き合っていると、
新鮮な驚きを感じることが多々ありますが、
昨日「今世紀最大」級の、驚きの経験をしました。

インフルエンザの予防接種を受けに来た少年に、接種前の診察をして、
胸部背部の聴診を終えて、明るく
お口開けて、ガアッ〜!
と言ったところ、驚いたことに
口を大きく開けたのと同時に、

思わずピースサインをくれていた。

小児科医になってまもなく30年になりますが、
初めて経験する驚きの光景でした。

イケてる少年だった。


おなかリュック?

昨夜業務連絡をまとめて3つ書いたので、無関係なものを一つ。

この週末、所用で実家のある神奈川に行ってきたのですが、
電車に乗った時に以前よりもお腹側にリュックサックをつけている人
それも高校生などの若い人が増えているのが目立ちました。

混んだ電車の中でリュックを背負っていると、人間が一人立つだけのスペースを占領しますし、振り向いた時などには回転した本人の何倍ものスピードでリュックは回転します。
そのうえ背中には目が付いていないので、うっかり振り向いた時には運が悪いと斜め後ろの人のメガネを勢いよくぶっ飛ばします
最近では車内放送などでも協力を呼びかけていますが、まだまだ少数派です。

世の中には「文化」という言葉がありますが、面白いことに「おなかリュック」というこの文化、関西圏では関東に比べるとまだまだ浸透してないように見受けられます。
エスカレーターでの並び方一つとっても違うわけですから、地方差はあっても不思議はありませんが、都会の満員電車の中だけで成立するこの心やさしい分化が若い人たちを中心に広がってくれたら、日本はもっと暮らしやすい国になるのではないかと、おなかリュック文化のない中標津で夢見る次第です。


インフルエンザはいつ受ける?

毎年クリニックにいらっしゃる多くのお母さん達にお話しているのですが、
この、お知らせのページにも載せさせていただきます。

医者によって言うことが微妙にちがうのですが、当院ではインフルエンザの1回目を10月に入ったらすぐに、2回目は4週間の間隔をしっかり開けて遅くとも11月中には受けて下さいとお話しています。
その理由は

#1 ワクチンの効き目
四種混合でも、麻疹風疹でも、予防接種と名の付く物は、身体の中で免疫反応が終了するまでに約4週間を要します。
打ってもすぐには効かないのです。

#2 なんで2回打つ?
お子さんの場合にはワクチンを2回接種しますが、それは1回では効き目が心もとないからです。
そこでもう1回接種して「二段ロケット作戦」として、しっかり効かせようという考え方です。
となれば、二段目は、一段目がピークに達する高さになるのを待って発車すべきわけなのですが、それが先の「4週間」なのです。
ワクチンのトリセツにも「4週間以上開けることが望ましい」と記載されています。

#3 いつになってら効く?
満を持して発射した二段目もまた体の中で免疫反応が終わるまでに4週間を要するわけですから、ワクチン接種を始めてから効き目がピークに達するまでには4+4=8週間、約2ヶ月かかるわけです。

#4 一方で流行は?
毎年のように「今年はいつごろ流行しますか?」とたずねられますが、私にはわかりません。
しかし経験的には12月には既に流行していることが多いものと思いますし、11月、時には10月の流行も経験しています。
今年は9月上旬には北関東の方で学級閉鎖になりました。

#4 ぢゃあ、いつ打つ?
今でしょ!」ていうのがオチなんですが、12月にしっかり効いていてほしいと思うのなら、2ヶ月前倒しで10月ということになります。
「早く打つと、早く切れる」とおっしゃる方に限って「効くまで2ヶ月」がカウントされないようです。

#5 北海道の昭和の常識
北海道のインフルエンザにかかわる昭和の常識を以前に聴いたことがあります。
それは
「内地の人たちが大挙して押しかける2月の札幌の雪祭りでインフルエンザが内地から持ち込まれる」
「その後、スーパーおおぞらに乗って、道東までたどり着く」
って言うやつで、「流行は2月3月、早く接種する必要はない」って言うことです。

#6 昭和は遠くなりにけり
平成も終わろうとしている昨今ですが、時代は確実に変わっています。
内地との人の行き来は増え、さらに中標津町は渡り廊下で羽田空港とつながっています。
流行に関しても「内地並み」で考えておいた方が無難です。

#7 解禁日
インフルエンザの予防接種には、ボージョレーヌーボーと同じように「解禁日」というものがあります。
それは、全国共通で10月1日です。
解禁日が10月1日に設定してあるということは、「10月1日に打っても早すぎることはない」ということです。
横浜で勤務医をしていた頃には、10月1日になると「待ってました!」とばかりに多くの方が接種にいらっしゃいました。
内地には「12月になったらもうインフルエンザの予防接種はしない」というお医者さんもおり、それはイジワルではなく「悪いことは言わんから、10月11月で打ち終わってね♪」という、メッセージなのです。

#8 てなわけで
既に10月1日を過ぎているので、1回目の接種は「さっさと来て下さい」ということになります。
接種のタイミングが、何らかの理由で遅くなっても「遅すぎて、節水しても意味がない」ということはありませんが、わざわざ待つ必要もまたありません。
だから、10月に入ったらいつでも「今でしょ!」が正解なのです。


先の日本脳炎の欄でも書きましたが、別海病院でのインフルエンザの予防接種は例年11月より開始されています。
「それなら早く受けたい」という方は、当院におきましても別海病院と同額で接種を受けることができます。
ご検討ください。


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