先日大阪で学会があり、仕事を終えてから釧路空港まで自家用車走り羽田行きの最終便に乗りました。
飛行機は羽田空港に着陸後誘導路を自走してターミナルビルに移動するのですが、何番ゲートに横付けされるかは大体決まってはいるものの、自便他便の遅延あるいは予定時刻より早く着いたなどの状況によって多少のばらつきがあってその時になってみないとわかりません。
今回は 1番ゲートに着いたのですが、今まで何十回と同じ便に乗ってきましたが初めてのパターンでした。
1番ゲートは ターミナルビルの一番南側にあります。
そのため手荷物受取場までの移動距離は長く、荷物を受け取ったあともターミナルビルの中央にある京浜急行の改札口まではさらに遠く、またリムジンバスの東京駅行きの1番のりばに行こうとすれば ターミナルビルの端から端まで600m以上歩くことになります。
飛行機から降りてターミナルビルの中を歩き出してすぐ、私の横を 30台とおぼしきキャリアウーマン風の女性が小走りで追い抜いてゆきました。
その足取りから先を急いでいることは明らかでしたが、負い抜いたまさにその瞬間、 険しい表情で吐き捨てるように
「1」かよっ!
とつぶやいて遠ざかってゆきました。
気持ちはよくわかるのですが、誰かの乗る便は1番ゲートに到着するするわけですから「今日は、やられたなっ」くらいにしておけばいいのにと思うのですが、件の彼女は大きな怒りを抱えたまま空港を後にしたことでしょう。
なんだか損をしているようでかわいそうに思えてなりませんでした。
それにしても、となりから突然聴こえた 「1」かよっ!には驚きました。
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